そうだ、○○を作ろう 第15弾 (形と方向のあるペグ)
方向のあるL字ペグさしと基本的な作り方は一緒です。
ただしペグの形が複雑になっているために、ペグの形に合わせて土台をくり抜くのに少し気を使います。
ペグは10oの角棒を木工ボンドで張り合わせて作ります。
そのため廃材だけではできないので若干ですがお金はかかります。
今回はペグの形や方向に意識を向けて欲しかったので土台とペグの頭に油性の塗装をしています。 |
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10oの角棒を、サイズを合わせて、どんどん切っていきます。
※ロールオーバー画像
一定の長さの角棒が沢山切れました。
これを木工ボンドで×とT字の形にっくっつけていきます。 |
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10oの角棒は写真のように木工ボンドでくっつけて形を作る。
形ができたら、ペグの土台の板を適当に切り、その板にペグを押し当てて形をなぞ
っていく。何でも良いと思うが、中心線は引いて適度にそれぞれのペグのはまる穴
を均等にあけておくと仕上がりが綺麗。 |
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ドリルで適当に穴を開け、そこから糸鋸の刃を通して、ペグのはいる穴をくり抜いて
いく。書いた線のどこを切るかでペグの入り具合は全く違う。
私は引いた線のほぼ真上か、やや外側を切る。内側を切るとペグのはまりはピッタ
リになる可能性もあるが、穴がきつくて入りにくいこともある。そうなると訂正が困難な
ため、僅かに大きめに切るのが無難。
ロールオーバー画像=切り抜き終了 |
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土台部分(底)製作
土台部分の底に塗装をする。
土台の中央付近、ペグの穴に当たる部分に色をつける。
この後、、切り抜いた土台の上部をくっつけてから切断する。 |
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土台上部
土台上部のくり抜いた周辺にヤスリをかける。
ヤスリをかけることにより綺麗になることと、ペグが入りやすくなる。
ヤスリはかけるほどペグは入りやすくなるので、課題の難易度を変えることができる。 |
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土台接着
土台上部にヤスリをしっかりかけたら、先ほどの雑に色を塗った土台の底とあわせ
て固定する。綺麗に仕上げたいなら、クランプ等で土台と土台を締め上げておく。 |
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土台を綺麗にする。
木工ボンドでがっちり固定したら、くっついた2枚の板が少しずれたりしていたり、
板の寸法がピッタリ合っていないことが多い。
しっかりくっついた時点でスライド丸鋸で四方をうっすらと切りとばす。
これでなめらかな接着面ができあがります。 |
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ペグの仕上げ
ペグは角材をくっつけて製作しているので、ヤスリで段差があれば綺麗に整えていき
ます。また、角という角をヤスリで僅かに丸くしておきます。
角を丸めていくと入りにくいペグがすんなりと土台に入りやすくなります。 |
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ペグの塗装
今回は形や方向に注意を向かせるのが目的なので、ペグの頭のみを塗装。
最初にペグ全体に油性の塗装をし、乾いたら写真のようにペグの頭に色を付けてい
きます。こうすると赤い色が木にしみることなく綺麗に付きます。
ごらんの通り、赤い塗装はスプレーを板に吹き付け、それを指につけて指先で塗って
います。こうすると指は汚れますが、筆を使わずシンナーで洗う必要もなくなります。 |
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完成
土台の周りはトリマーで丸く面取りをしましたが、トリマーがないのであればヤスリを
かけるのみでも十分です。
念のためにどの穴にでも、どの方向でもペグが無理なく入るか確認をします。 |
形と方向のあるペグさし
このペグさしは糸鋸での切り抜きに少し気を使うのみで、あまり難しい部分はありません。
角棒を組み合わせてのペグ作りでは、綺麗に木工ボンドで段差なく、くっつける必要はあります。
製作にあまり時間もかからないので、木工室の道具が使えるなら比較的作りやすいと思います。
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